梅 好文木 花の兄 春告草 野梅 紅梅 白梅 枝垂梅 盆梅 老梅 梅が香 梅林 梅園 梅月夜 梅日和 梅二月 梅の宿
自選句。
撫で牛は石のつめたさ梅白し
益弘
豆打つ 豆撒く 鬼遣 追儺
自選句。
豆打や闇がたぢろぐ闇の中
益弘
厄落 厄払 厄詣 厄の薪
自選句。
北野より平野へまゐる厄落し
益弘
冬終る 冬尽く 冬の果 冬の名残
自選句。
空席が一つ密かに冬去りぬ
益弘
冬桜 寒桜 緋寒桜
自選句。
月光のそこだけ皓し寒櫻
益弘
春近し 春隣
自選句。
島の灯が真珠のごとし春隣
益弘
火事 大火 小火 近火 遠火事 昼火事 火事見舞
自選句。
火事跡を離れぬ犬のをりしこと
益弘
寒の月 寒月 冬の月
自選句。
深海の如き夜天や寒の月
益弘