益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

日射病 熱射病 熱中症 霍乱

自選句。金閣の金を見過ぎし霍乱か 益弘

泳ぎ 水泳 水練 遊泳 遠泳 競泳 クロール 平泳ぎ 背泳ぎ バタフライ 立泳ぎ 飛び込み 浮輪 2

自選句。わが在らぬ岸を見てゐる立泳ぎ 益弘

砂日傘 浜日傘 ビーチパラソル

自選句。エマヌエル夫人がひとり砂日傘 益弘

洗膾 洗鯉 洗鯛 洗鱸

自選句。父あらば酌み交はすべし洗鯛 益弘

夏痩 夏負け

自選句。夏痩て火の酒いよゝ美味かりし 益弘

清水 真清水 山清水 岩清水 苔清水 草清水

自選句。一掬の清水に冷ゆるたましひよ 益弘

海水浴 潮浴 波乗 サーフィン

自選句。風待ちのサーファーの来るグリルかな 益弘

夏の山 夏山 夏嶺 青嶺 青比叡 青吉野

自選句。青嶺より母郷の青嶺見て飽かず 益弘

箱庭

自選句。嵐山模す箱庭も暮れゆける 益弘

線香花火 花火線香 手花火 庭花火 鼠花火

自選句。しまひまで線香花火よくよく見る 益弘

花火 煙火 打揚花火 仕掛花火 遠花火 昼花火 花火舟 花火見 花火会

自選句。魁けて滅びたるもの遠花火 益弘

夏休 暑中休暇 夏期休暇

自選句。骸骨に袋かぶせて夏休み 益弘

蝉 初蝉 朝蝉 夕蝉 夜蝉 唖蝉 蝉時雨 油蝉 熊蝉 みんみん にいにい蝉 

自選句。仰向けに死ぬるしあはせ蝉時雨 益弘

灼く 灼熱 炎ゆ 炎熱 熱砂 熱風 岩灼くる 砂灼くる

自選句。たゞ灼けて芹沢鴨の小さき墓 益弘

祇園会 祇園御霊会 祇園祭 山鉾 二階囃子 祇園囃子 鉾立 祇園山笠 鉾粽 宵山 屏風祭 鉾祭 鉾町 弦召 6

自選句。鉾廻す男のきほひ佳かりける 益弘

祇園会 祇園御霊会 祇園祭 山鉾 二階囃子 祇園囃子 鉾立 祇園山笠 鉾粽 宵山 屏風祭 鉾祭 鉾町 弦召 5

自選句。清正の鎧も屏風祭かな 益弘

祇園会 祇園御霊会 祇園祭 山鉾 二階囃子 祇園囃子 鉾立 祇園山笠 鉾粽 宵山 屏風祭 鉾祭 鉾町 弦召 4

自選句。けふは未だ宵々山の嬉しさよ 益弘

祇園会 祇園御霊会 祇園祭 山鉾 二階囃子 祇園囃子 鉾立 祇園山笠 鉾粽 宵山 屏風祭 鉾祭 鉾町 弦召 3

自選句。地下出でて祇園囃子をふりかぶる 益弘

兜虫 甲虫 さいかち虫 源氏虫

自選句。永らふは兜なき雌かぶとむし 益弘

端居 夕端居 2

自選句。つかの間の端居をよぎる過去未来 益弘

泳ぎ 水泳 水練 遊泳 遠泳 競泳 クロール 平泳ぎ 背泳ぎ バタフライ 立泳ぎ 飛び込み 浮輪

自選句。いちづに空青く背泳孤独なり 益弘

肝試し 百物語 怪談 幽霊 お化け屋敷 2

自選句。らふそくの火が一つ百物語 益弘

燕の子 子燕 親燕

自選句。口あけて口の数だけ燕の子 益弘

肝試し 百物語 怪談 幽霊 お化け屋敷

自選句。胆試しすれちがひしは誰ならん 益弘

祇園会 祇園御霊会 祇園祭 山鉾 二階囃子 祇園囃子 鉾立 祇園山笠 鉾粽 宵山 屏風祭 鉾祭 鉾町 弦召 2

自選句。また太き雨が降るなり鉾祭 益弘

時鳥 子規 不如帰 杜鵑 蜀魂 杜宇 

自選句。ほととぎす智恵子の空を鳴きわたる 益弘

避暑 避暑期 避暑地 避暑の宿

自選句。避暑の宿ピンポンばかりしてゐたる 益弘

氷菓 氷菓子 アイスクリーム アイスキャンデー シャーベット

自選句。ゴリラは怒つてゐる我は氷菓舐む 益弘

祇園会 祇園御霊会 祇園祭 山鉾 二階囃子 祇園囃子 鉾立 祇園山笠 鉾粽 宵山 屏風祭 鉾祭 鉾町 弦召

自選句。室町も二階囃子の夜風かな 益弘

祭 夏祭 御輿 山車 祭囃子 祭太鼓 祭笛 祭提灯 祭衣 祭髪 渡御 御旅所 宵宮 祭舟 

自選句。夏祭をとこに風の立ちにけり 益弘