益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

2001-08-01から1ヶ月間の記事一覧

八月尽

暑い夏だった。靖国や教科書問題を巡る議論も熱かった。私の掲示板「銀河系」への投稿を振り返ってもその熱気が如実に伝わってくる。概して冷静で礼儀正しい討論であったと感じている。御参加下さった多くの皆様に厚く御礼申し上げる。明日から九月。テーマ…

八月が終りゆく

八月が過ぎ行こうとしている。小泉首相の「靖国参拝」を巡って特別かまびすしいひと月だった。国論を二分する、喧喧諤諤の議論を巻き起こした、小泉首相には功も罪もあると思う。先の大戦の総括、それは我々日本人が置き去りにしてきた一大事だ。我々がまさ…

何を怯んでいるのか

失業率5%台乗せ、株価1万1000円割れと連日の暗いニュースである。小泉改革へのカウンターパンチに等しい。早速、補正だ、株価対策だという声があがる。何を怯んでいるのか?と可笑しくなってくる。この調子だと「改革の痛み」に耐えられるはずがない。小泉改…

早や虫の夜

「WEB PAGE?」の修正稿が届いた。WEB PAGE ?目次2000年7月・・・・・・・・・ 52000年8月・・・・・・・・・ 272000年9月・・・・・・・・・ 522000年10月・・・・・・・・ 752000年11月・・・・・・・・ 1002…

追いつめられたのか?

最近盛況のBBS「銀河系」の九月のテーマは「無責任な大人をどう教育するか?」であるが、早くも活発な議論で賑わっているようだ。それもいきなり、私が名前も顔も知らない、「稲垣吾郎」とかいうチンピラの話題で盛り上がっている。しかし私は、この27歳にも…

過ぎゆく夏

雨が降ったり止んだりの一日。涼しくなって既に秋雨の風情である。夜も更けてきて窓外は早や虫の音が盛んだ。知らぬ間に夜蝉の声が聞こえなくなっている。長かった今年の夏にもようやく終りが兆し始め確実に秋が近づいていることに感慨を覚えざるを得ない。…

地震で目が覚めた

昨日の徹夜が祟って昼夜が逆転してしまった。昼過ぎから眠り出して深夜まで目が覚めなかった。しかも目が覚めたのも震度4の地震の御蔭?というありさま。午後十時二十分頃、京都南部を震源としてやや強い地震があったのだ。・・・以上、土曜の日記を日曜に書…

今日は徹夜

私が最も苦手なのは自分の作品を読み返すことである。退屈で退屈で眠たくなってくるのだ。出版を目前にしていつもそうなるので困る。性格的なものだと思う。創るばかりの人間、振り返らない性格なのだと思う。今日は徹夜で「WEB PAGE?」の全作品を読み返す。…

亡き父と常連様に捧げる

「WEB PAGE?」の第一稿が届いた。今、「あとがき」を書いて送信したところである。「WEB PAGE?」は2000年7月から2001年7月の間にネット上に発表した、全俳句作品を収録する。この一年は父の入院と急逝で非常に辛い一年だった。以前にもまして常連様に支えら…

BBS「銀河系」について

BBS「銀河系」について多数質問を頂いたのでここでお答えしておく。徳川将宗氏が管理者なのか?あなたは管理者の立場を降りたのか?というメールを多数頂いたからだ。・管理権即ち削除権を放棄したり、委譲したわけではない。・徳川将宗こと魔矢さんは当サイ…

御注意下さい!

不思議な台風である。風雨がおさまると油蝉と法師蝉が呑気にデュエットしていたりするのである。もう逸れて行ってしまったのかな?と安心して猫を外に出してやったりするのだがすぐにも後悔するはめになる。思い出したようにまたまた激しく吹いて降ってくる…

台風前夜

台風前夜である。雨戸を閉めるくらいで何の備えもしていないが昔と比べて随分と台風を舐めているな、と我ながら思う。幼い頃、台風はほんとうに怖かった。今は、迷惑だな、鬱陶しいなとしか思わない。窓も屋根も頑丈になり土砂崩れも洪水もまず心配ないとい…

明日からまた・・・

夏季休暇も今日で終わり、明日から日常が戻ってくる。父の初盆ということもありどこへも行けなかったが私なりにリフレッシュできた、良い休みだった。期間中、新作は一句もアップしなかった、というか作句しなかった。完全休養、骨休め、充電のつもりである…

50,000アカウント到達!

御蔭さまで「田畑益弘WEB PAGE」は昨夜50000アカウントを達成させていただいた。開設以来、二年と七ヶ月である。俳句と短歌という地味なコンテンツでありながら熱心なリピーターに支えられてここまで来れたのである。この間、「WEB PAGE」の書籍化や父の急逝…

WEB PAGE?

まもなく50000アカウント。うまく行けば今夜達成できそうだ。踏まれた方は是非御連絡頂きたい。近日、出版予定の「WEB PAGE?」を謹呈したいと思う。「WEB PAGE?」は「・・・?」の続きである。昨年七月から今年七月までの全俳句作品を収録する。WEB開設以来、…

魂送り

魂送り、そして母の命日。えんま堂に詣でて魂送りを済ませ帰宅してからはしんみりと一日を過ごした。母が逝って早や四年になる。この五月には父も逝ってしまった。悲しみは癒えたが淋しさは癒えるものではない。がらんどうのような家内に猫たちの鳴き声だけ…

墓参

炎天下の墓参。京都はきょう38℃あったそうだ。幾度も墓石に水をかけるがみるみる乾いてしまう。新しい供華も短時間で萎れてしまうであろう。まことに儚い気がして去り難かったが仕方のないことである。河原町に出てビールを飲んだ。明日は「魂送り」、母の命…

残暑

暑さがぶり返した。京都は36℃を越えた。使わない部屋にも冷房を効かせて一人暮らしなのに私は誠に不経済なことをしている。困ったものだと思う。こうして電力を浪費することが地球温暖化を更に亢進させているのでは?と危惧するからだ。温暖化を憂えつつ、己…

慙愧の念を理解したい

小泉首相が靖国神社を参拝した。八月十五日を回避したことを正直残念に思う。しかし内閣総理大臣という立場を熟慮してのぎりぎりの譲歩、苦渋の選択であったのだろう。その「慙愧の念」を理解したい。これから、国内外の批判が厳しくなろうがこれまで通り信…

極私的意見

BBS「銀河系」において議論されている、小泉首相の靖国神社参拝問題について管理者の立場を離れて個人的見解を記しておく。・内閣総理大臣が参拝することは憲法違反である。・公人、私人の区別をつけるのは姑息である。・一人の日本人、小泉純一郎の譲れない…

精霊迎え

精霊迎え。弟夫婦を連れて千本えんま堂に詣でる。他寺で精霊をお迎えしたことはあるが、えんま堂は初めて。水塔婆を線香の煙で燻したり水を掛けて流したりと何から何まで未体験のことばかり。寺の人たちに教えを請いながら何とか魂迎えを済ませることができ…

夏休みへ

明日から待望の夏休み。私にとって本当の骨休めになりそうだ。これまで、父の入院と急逝で気の休まる時がなかった。先日、納骨を済ませてようやく一連の仏事、法事から解放されたところである。もっとも明日は「精霊迎え」、あさっては「棚経」を予定してい…

長崎忌

「おんなのしりとり俳句」を「をんなの・・・」に改めた。古語では「おんな」(「おうな」「おみな」)は老婆、老女、「をんな」(「をうな」「をみな」)は女性、若い女性、美人の意である。老人を排除する気は毛頭ない。「をんな」の方が広く、肯定的な意味合…

をんなのしりとり俳句

きょうからiモード「青林檎」を「をんなのしりとり俳句」と改称して再出発させることにした。http://imodebbs.moon.ne.jp/ibbs2_a/imabbs.cgi?massy休眠状態だったBBSを甦らせてくれた御礼である。単なる「しりとり」でも俳句でもないのでなかなか技量のいる…

秋立つ

立秋。日中の炎熱は相変わらずだが、朝夕がこころもち涼しくなったような気がする。一昨夜、昨夜と冷房を切って眠ることができた。涼しくなるのは有難いが日が短くなって夏の終りを実感するのはもの悲しいものだ。そのもの悲しさが、人に詩を書かせ人を思索…

ヒロシマ忌

父の納骨は先日滞りなく済ませたが、「初盆」と「精霊迎え」が待ち構えている。「盆」も「魂迎え」も季語として知ってはいるが実際問題として、何をどうしていいのか?よくわからない。歳時記や広辞苑で調べてだいたいのことはわかったような気になったが、…

「怠ける」こと

久々に何の予定もない日曜日。時計を外して勝手気ままに過ごす。眠りたいだけ眠り、食べたい時に食べて何をするでもなく一日を無駄にした。これまで無為に過ごす時間が全くなかった。先週、父の納骨を済ませてようやく自分だけの時間を取り戻すことができた…

「世界百名山」写真展

彼女と逢う。待ち合わせはいつも四条河原町なのですぐ高島屋に入る。お目当てはもちろん白川義員氏撮影の「世界百名山」写真展。果たして山好きの彼女は予想通りただただ陶然と溜息をつくばかり。こんな山の頂上に立てたら死んでもいい、とまで言う。その気…

久々の逢瀬

明日、彼女と逢う。五月の連休以来である。一週後の夏休みに逢う予定だったが写真展「世界百名山」を見たいのだそうだ。京都高島屋で催されている、白川義員氏の作品展だ。私より「山」が大事な人である。男より山が大切、とはまことに頼もしい限りだ。猛暑…

真紀子さんに・・

どうなるのか?とハラハラして見ていた、「角福戦争?」は田中外相の無条件降伏で一応決着したようだ。「変人の生みの親」を自任していた真紀子さんがどうして「変人の足を引っ張る」までに変心したのか?よくわからないのだが「外相更迭」という最悪の事態だ…