「怠ける」こと
久々に何の予定もない日曜日。
時計を外して勝手気ままに過ごす。
眠りたいだけ眠り、食べたい時に食べて
何をするでもなく一日を無駄にした。
これまで無為に過ごす時間が全くなかった。
先週、父の納骨を済ませて
ようやく自分だけの時間を取り戻すことができた。
時には怠けることも大切なのだと思う。
いや、「怠けられる」というのは、一つの贅沢なのだ。
来たる夏休みには目一杯「怠ける」つもりである。
今日も炎天、
それにしても雨が降らない。
琵琶湖という巨大な「ダム」の恵みで、
京都人の私は水の有り難味に極めて鈍感である。
夏の渇水期の恵みの雨を俳句では
「喜雨」、「雨喜び」とか「慈雨」というが
それを待ち望む地方に思いを至すべきであろう。
つまだちて見るふるさとは喜雨の中 加藤楸邨