益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

2001-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「土佐の酒盗」を肴に・・・

終日雨の日曜日。予定もなくのんびりとお昼まで爆睡。明日は「WEB PAGE?」の初版刊行日だが、著者にはもう何もやることはない。退屈なので昼過ぎから頂きものの「土佐の酒盗」を肴にこれもまた頂きものの「貴船のしずく」という地酒をチビリチビリとやり出し…

テロリスト化

米国の制裁行動への機が熟して来たようだ。米国の要求に対してタリバンは終始不誠実であった。また、ここにきてジャーナリストを人質を取るといった、卑劣な「悪あがき」も見せている。タリバン政権自体がテロリスト化してきたのがよく解る。残念なことだが…

秋闌なわ

ホームページのスペースを20MB増やした。開設以来10MBでやってきたがこれからは30MBになった。テキスト中心のHPだから半永久的に更新できることになったようなものである。出版化された「増殖する新作ファイル」は私の生活、私の思想、私の生…

自著の「あとがき」

昨日書こうとして書けなかった、自著の「あとがき」を次に掲げておく。○あとがき昨年発刊した作品集「WEB PAGE?」、「WEB PAGE?」の続刊をお届けできることになった。インターネット上に発表した、2000年7月から2001年7月までの全俳句作品を収録する。この一…

自著が届く

ここ数日メールを受信できない状態が続いていた。ネットにつながっている四台のPCがメーラーの送受信をクリックすると全て同じエラーメッセージを出すのである。ウイルスか?原因不明、ほとほと困っていた。プロバイダーのシステム管理者に直接尋ねるとウイ…

消耗品として

たとえば今、妊娠している女性に戦争を支持しますか?と問えばどうだろう。百人が百人、NO!と答えるであろう。女性は「孕み産み育てる」のが仕事である。戦争を敢えて好む女はいない。男は違う、そもそもが刹那的生き物である。村上龍さんに言わせると消…

十年前のこと

今年は日本のプロ野球のことをこの日記に書かなかった。メジャーリーグの話題に圧倒されて見る気も書く気もしなかったからである。しかし、今日の近鉄・西武戦は日本のプロ野球も捨てたものではない、と思わせるに充分だった。ローズの55号ホームラン、中…

市井の人を心から怒らせた!

弟夫婦を訪ねる。嵐山のマンションに夫婦二人で住んでいるが、これまで訪ねたことはなかった。夫婦とも料理の腕は「元プロ」なので「御馳走するから・・・」の一言は一人暮らしの、「手料理欠乏症」の私には何よりの誘い文句なのである。昼酒を酌み交わしな…

水の秋

雲一つ無い秋晴れ。陽射しは強いが北風が冷たく爽涼たる一日。急遽逢うことになった彼女と鴨川の長堤を歩く。水が澄んで美しい、まさに水の秋である。のんびりと釣糸を垂れる人の傍らに腰を下ろしてぼんやりと二人、川面を眺めていると心が癒されてゆく思い…

米国とともに

今回の未曾有の対米テロ事件において我々日本人は紛れもなく当事者である。しかし、邦人行方不明者二十数名を出しているにも関わらず報道も我々自身も余りに傍観者的に過ぎないか。現時点で六千人を越すと目される、その全犠牲者の多さに目を眩まされている…

おい、新聞、見たか?

米国の同時多発テロ関連のニュースと比べれば目クソ鼻クソのようなことだが私にとってはとても辛いニュースが地元紙京都新聞の夕刊に出ていた。出身中学の京都市立城巽中学校が統廃合されるということなのだ。都市中心部の少子化、いわゆるドーナツ化が原因…

このテロで大儲けしたのは・・・

米国中枢への同時多発テロから一週間余、冷静になればなるほどその影響の甚大さに打ちひしがれる思いである。あのツインタワーへのテロは米国そして世界の経済の心臓部を直撃した。金融資本主義の世界中枢を一瞬にして崩壊させたのだ。市場はいま死に瀕して…

「WEB PAGE ?」初版刊行日

BBS「銀河系」の九月のテーマを「アメリカに言いたい!」に変更した。報復行動を準備する米国にテロに悩み続ける超大国に真摯な一言を頂きたい。理想論から現実論まで日本人にしか言えない言葉があるはずだ。<太陽書房編集部の佐藤です。「WEB PAGE …

BBS「銀河系」来月のテーマ

BBS「銀河系」に寄せられている、読者の意見は米国の準備する報復行動に批判的であるようだ。今月のテーマを逸脱して書き込んでこられるのであるから差し迫った緊迫感が感じられて管理者として誠に嬉しい限りである。もっとも私自身の見解は「日記」で明らか…

蚤退治について

テロリストと米国の戦いは蚤と人間の戦いによく似ている。猫を三匹飼っている私はその蚤の習性を熟知しているが小さい癖になかなかしたたかな虫というのが正直な感想である。猫の体毛に深く潜んで見つけることが先ず難しい。たとえ見つけられても俊敏なジャ…

新しい形の戦争

現在米国が国際社会と連携して準備する、報復行動に対して、「報復は新たな報復を生むだけ・・・」とか「報復はほどほどに・・・」といった議論が散見されるようだ。程の良い、評論家的もの言いほど無責任なものはない。これまでテロに対して「ほどほどに報…

米国と価値観を共有する者として

テロの首謀者とその組織への捜査の進展とともに米国の報復措置の準備が着々と整いつつあるようだ。まもなく米国の威信を賭けた戦争が始まる。それは国際社会、文明社会の安全を確かなものにするための戦いでもある。日本は憲法上、現行法制上、物理的、物質…

平和はタダではない

睡眠不足である。米国の同時多発テロ関連のニュースをいつまでも見ていて一昨日、昨日とほとんど寝ていない。身体が限界に来ているので今夜は早寝するつもりだが気が昂ぶったままで眠れそうにない。今回のテロはその規模と方法において瞭かに国際社会への挑…

戦争が廊下の奥に立つてゐた

現実は虚構をはるかに陵駕していた。昨夜、二機目の航空機の突入をテレビ映像で目撃した時私は悪夢と現実の間を浮遊しているような感覚を覚えた。米国本土が歴史上初めて攻撃された。大きなショックである、そして同時に名状しがたい恐怖を感じる。これまで…

何なんだ、これは??????

近刊の自著のカバーデザインが決定した。最後の最後まで私が細部にこだわったのである。更に一句のみ、添削したものがある。今年七月の句である。・刺青の裸体勢ふ神輿かなを・刺青の龍の勢ふ神輿かなに変更した。さて今、NHKニュースで知ったが米国の世界貿…

遅いことは牛でもする!

これから台風の進路にあたる方々には誠に申し訳ないが私の住む京都市は現在既に雨も風も止み虫の音だけが聞こえる静かな夜を迎えている。警戒を呼びかけるテレビの緊迫感が嘘のようだ。ほんの少し進路がブレルだけでこんなにも違うのだ。既に各地で死傷者も…

ファイルの減量

蒸し暑い日曜日。また冷房に閉じこもってPC三昧。iモードessenceの8月分を自選してアップした。御一読、御批評賜りたい。http://www.kyoto.zaq.ne.jp/masuhiro/digest8.htmliモードサイトはファイルの容量に制限があるので今回は減量に特に苦労した。原則…

退屈病

仏事、法事も一通り済み家のリフォームも思い通りに進んだ。毎週のように顔を合わせていた、親戚や工務店の担当者の来訪も絶えた。また近刊の自著も校了し印刷を待つばかりとなった。何もすることがない、退屈な休日。その退屈が何とも嬉しい。大きくなった…

ウンザリのつづき

「省員の意識が弛緩していて、私の方が疲れる。悔しいから良くしようという気迫が誰からも感じられない。」相次ぐ外務省不祥事への田中外相の発言である。こんな発言をした外相はこれまで一人としていなかった。この一言だけでも田中真紀子を外務大臣にした…

ウンザリですが・・・

はっきり言ってもうウンザリなのだ。外務省のカネをめぐる不正。先日の最高幹部の処分で一件落着するどころか連日、陸続と不正があからさまになっている。改めて言うが、これはもう逮捕された個々人のモラルの問題ではないのである。全省的に、習慣として、…

「WEB PAGE?」立ち読み

「WEB PAGE?」の刊行が間近に迫った。最後に来て、「あとがき」の一文やカバーデザインに修正を出して版元の編集者を困らせていたが、ようやく決定した。編集部の近刊紹介によると、3100句余が収録されているようだ。自分で勘定したことがないので、我ながら…

感動ということ

別にNHKの肩を持つわけではないが「プロジェクトX」というドキュメンタリーにはいつもいつも泣かされる。今夜も「クオーツ腕時計」開発の壮絶な苦難の歴史に心を打たれた。「感動」という言葉が軽々しく使われる昨今だが、この番組は一度もその語を使わない…

早や肌寒

十月初旬の涼しさだそうだ。猫たちが寒がっている。私は相変わらずTシャツと短パンという出で立ちであるが今日はもう冷房は要らない。ソファーに座っているとチコとミーが身体を摺り寄せて来る。寒がっているのがよく分る。ナルは王者らしく暖かいテレビの…

新涼

帰省していた甥が戻ってきた。「山形は涼しかったです、七キロ太りました。」というのだからいかに故郷で羽を伸ばしてきたのかが分る。ひと月で七キロ、は異常だが十九歳の食べ盛りである、そんなものなのであろう。私は太るどころか、夏痩せで体重を量る気…

天災より人災

ゆっくりと朝寝を愉しむ。朝夕が涼しくなって実に良く眠れる。つい先日まで猛暑の寝苦しさに喘いでいたのが嘘のようだ。なんの予定もない休日が嬉しい。しかし、目が覚めて驚いた。新宿歌舞伎町のビル火災である。私は歌舞伎町を熟知しているがああいう無防…