益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

2001-03-01から1ヶ月間の記事一覧

三月尽

冬が舞い戻って来たような時雨空。「花冷え」というには寒過ぎる。京都の桜は未だ見ごろにはほど遠い状態である。寒暖の差がまことに大きい春だ。開花の楽しみが先に延びて良いような気もするが、看病疲れの出た私は体調の維持管理に四苦八苦している。京都…

セリーグは開幕したけれど・・・

パリーグには申し訳ないが今日は待望のセリーグ開幕。早速、巨人阪神戦をテレビ観戦する。何も言うことなし。巨人の打撃練習だった。阪神は「蟷螂の斧」、僅か一ゲームで判断するのは気の毒だが既に先は見えた。贔屓チームのないプロ野球ファンにとってはま…

嗚呼、自民党!

人には潮時というものがある。チャンスである。事を起こすチャンス、身を退くチャンスである。しかし、わが日本の森総理大臣にはその潮時はないようだ。殴られても殴られても立っているボクサー、いやいや、タオルが投げ込まれても平気でファイトしている猛…

「花粉症」のこと・つづき

昨夜の日記は少々ふざけて書いたのだが意外にも読者から様々な感想を頂いた。調子にのって「つづき」を書く。「花粉症」をなくすには?「花粉症」という「かわゆい名称」を改めればよろしい。例えば「水っ洟症候群」とか「洟垂れ病」などと改称するのである…

花粉症のこと

この春は何年かぶりに花粉症に悩んでいる。父の看病で体調を崩したところをつけこまれたようなのだが今春はとりわけスギ花粉が大量に飛散していることもあるようだ。昔々は花粉症なんてなかったのに、と思う。何時頃からどんな原因でこんなものが流行るよう…

花冷

一昨日は「花の昼」を突如大地震が襲った。昨日は一日中「花の雨」。そして今日は「花冷」である。なんと美しくあえかな季語たちだろう。他にも「花の雲」「花曇り」「花明り」「花人」「花衣」などなど花=桜にちなむ季語は数多くある。古来、日本人がいか…

花の雨

父の退院が間近に迫ってきた。多分31日になるとのことである。最近は徐々に体重も増えはじめたと云う。腸が、なくなった胃の代替をしはじめた証しなのだと云う。偉いものである、人体というのは。入院以来、今日でちょうど二ヶ月が経過した。私には、永い…

春の地震

気だるいほどに暖かな春の昼下り。偶には相撲でも、とテレビのスイッチを入れると何と地震のニュースをやっている。中国、四国地方を中心に震度6弱とのこと。死者も出たようだ。まさに青天の霹靂。のどかな春昼の気分も吹き飛んでしまった。奇しくも地元紙…

ミールから平和へと・・

ロシアの宇宙ステーション・ミールはロシア航空宇宙局の予想通り南太平洋の海域に無事落下したようだ。米国のSF映画に度々登場したようにミールは所与の存在であった。永い任務を終え無事「帰還」したことに感慨を覚える。御苦労様と言うべきであろう。さて…

宴のあと

これから京都に住む孫がやって来たことで父はますます意気軒昂、どこが病人か?と思うほどだったと妹の報告。随分と入院生活を愉しんでいるようで「退院したくないのでは・・?」と妹は言う。ま、暫くは好きにして貰えば良い。いずれは嫌でも帰って来なくて…

市場の期待

平均株価が大幅に値上がりした。いきなり日銀の施策が功を奏した格好だ。米国の株価は失望売りの様相なので速水さんはグリーンスパンさんに勝ったと言える。いつまでも米国がくしゃみをすれば日本は風邪を引くでは情けない。日本独自の理由で下げた部分も大…

花を待つ

春本番の陽気。ヒーターを点けることもなく夕刻まで部屋の窓を開けっ放しにしていた。 春眠の出口なかなか見つからず 鷹羽狩行父への見舞いも今日はパス。うとうととお昼前まで朝寝を愉しむ。 春昼や魔法の利かぬ魔法壜 安住 敦まさに春風駘蕩。何もせず窓際…

日銀の実験

明後日、京都で学生生活を送ることになった甥がやって来る。当然母親、つまり私の妹も同伴だ。しめしめである。暫くは炊事、洗濯、掃除、買い物を任せられそうだ。このひと月でそういった家事がいかに大変で面倒臭いものか身に沁みて分かった。猫さえいなけ…

花粉症だ、これは!

このところずっと風邪気味だったのだが、どうやらこれは花粉症のようだ。花粉症には一頃悩んだが、四、五年前に症状が自然と出なくなったので、以来軽視していた。良く晴れた今日、外出してはっきりとそうだと分かった。眼のかゆみ、泪、鼻水、くしゃみ、頭…

退院を待つ

ひさびさに父を見舞う。元気である。既に普通の食事を摂っている。缶コーヒーもOKだそうで病院地階の売店で買ってきてよく飲むそうだ。医師も糖分を摂ることを勧めているようで、甘すぎる缶飲料も父には栄養の良い供給源なのだ。ここまで来れば大丈夫、退…

むべなるかな

ネット社会での活動が実生活の重要な一部になって久しい。サイバー空間には義理も人情もあるまいと思っていたがさにあらず、知り合った方々は皆さん、律儀で情深かった。縁あって、気が合って、お会いした方もいるが、ほとんどは本名さえ知らない方々である…

乱高下

株価が乱高下した。急落後、後場急反発した。宮沢財務大臣、速水日銀総裁のリップサービス?に加え三和、東海、東洋信託三行が遂に「自腹を切る」覚悟を決めたことが大きかった。不良債権を赤字として計上するという「当然」。誰もがそれを待っていたのだ。…

新世紀最初の悲しみ

アフガニスタンの実効支配勢力タリバンがバーミヤンの大仏を破壊したことが確認された。世界はその蛮行を阻止し得なかった。純粋に宗教的象徴的な行為?であっただけに止める術がなかったと言える。「文化遺産」というグローバルで全人類的な概念が現代世界…

株安のうふふふふ

とうとう平均株価が一万二千円を割り込んだ。米国経済の減速懸念が直接の原因だが、日本経済の先行き不透明感が拍車をかけている。政治は何をすべきなのか?基本的に市場のことは市場が決めることである。株価浮揚のための直接的な政策は必要ないものと考え…

蜃気楼?

父への見舞い優先から仕事中心の生活に戻して半月、ようやく作句も以前のペースが甦ってきた。内容的にも二月とは雲泥の差があると思う。御批評賜れば幸いである。1日に新作を約十句というのは正直かなりきついノルマなのだが、自ら課したことである。走れ…

御苦労さん!

「自民党総裁選の前倒し」というのは「事実上の退陣表明」と解釈できるが、はっきり「辞める」と発言したわけではないから、「退陣表明」はなかったということになるのだが、いずれ森総理は辞める予定なのだろうからやっぱり「退陣表明」はあったことにして…

春の風邪

一週間ぶりに父を見舞う。顔色も良くすこぶる元気だ。退院が間近いことを実感する。それにしてもよくここまで順調に回復したものだ。御蔭で私の見舞いも極めて楽に、簡単になった。スポーツ新聞と予想紙を持参しただけ。今日は例によってお楽しみの競馬の日…

春雪、淡雪、綿雪

目覚めれば雪景色。まさかこんなに積っているとは思わなかった。春の大雪である。 傘ひらきたる青年に春の雪 黒田杏子春の雪はまた淡雪とも云う。特別に美しい季語である。私も好きでよく使う。降るそばから消えていってしまう、儚い春雪の風情を云うが昨日…

大嘘?

果たして評判の芳しくない森総理は辞めるのか?辞めないのか?・・・このところ、どうもよく分からない報道が続いている。新聞各紙は今にも森総理が辞意を表明するかのように連日、大見出しで伝えているが森総理及びその周辺がそのような発言をしたことはな…

才女たちの芽吹き

iモード「青林檎」をチェックして驚いた。私の他の掲示板ではお見受けしないハンドルネームが並んでいる。私のサイトが実に様々な読者によって支えられているのを実感する。皆さん「しりとり俳句」のことに関して掲示板主催者の私を随分と持ち上げて下さって…

再び「しりとり俳句」のこと!

昨夜この日記で「しりとり俳句」に関して「是非永く続けて欲しい、私は極力介入しない方針であるから。」と書いたら、数人の方からメールで叱られた。その発言自体、介入ではないか?と云う。では管理者として何も言えないではないか、と言うと何も言うな、…

しりとり俳句のこと

iモード加入者が二千万人を突破したそうである。わずか二年での達成である。不況日本が嘘のようだ。iモードの優れたところは何と言ってもその簡便さにある。ネット接続への簡単さ、速さはパソコンを軽く凌駕している。起動の煩わしさがないだけでも特筆すべ…

春荒れ

完全休養。作句も見舞いも休み。退院が視野に入った父は意気軒昂なのだが、こちらはほっとしたことで疲れが出てしまった。昨日も今日もぐっすり眠ったのだがなかなか疲れが抜けない。心身とも想像以上に参っているようだ。しかし、HPの更新を休むわけには行…

雛の夜

公休。久々に出勤して、この一週は疲れた。睡眠不足がたまっているのでお昼近くまで眠る。炊事、洗濯、買い物、猫の世話などをそれなりにこなして、父を見舞う。退院を待つばかりの父は実に退屈そう、寧ろ余裕すら感じさせる。食欲がない、不味い、などと勝…

合掌

ぎんさん、竹腰美代子さん、久和ひとみさんが相次いで亡くなった。それぞれお茶の間の人気者。テレビで御顔と御名前を存じ上げているだけなのだか、近親者を亡くしたかのような淋しさを感じる。それだけテレビが身近なものになっている、何よりの証しなのだ…