2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧
自選句。 御仏のまへ冬帽子脱ぎたまへ 益弘
自選句。 京を見て鳥の眼となる屏風かな 益弘
自選句。 もう一人詰めれば坐れおでん酒 益弘
自選句。 この路のみるみる銀杏落葉かな 益弘
自選句。 賜はりし小春日和を死ぬるなり 益弘
自選句。 日向ぼこおなじ日向を鳩あるく 益弘
自選句。 西陣の機織る音や日短 益弘
自選句。 忠興とガラシャのねむる冬紅葉 益弘
自選句。 千年の古都の水音浮寝鳥 益弘
自選句。 燗酒やをとこの自伝皆哀し 益弘
自選句。 紙ヒコーキの宙返り小春風 益弘
自選句。 三条に大橋小橋しぐれ過ぐ 益弘
自選句。 樹の上に猫の鈴鳴る小春かな 益弘
自選句。 三条に大橋小橋しぐれ過ぐ 益弘
自選句。 硯海のはつふゆの塵美しき 益弘
自選句。 底冷の底を奔りて蒼き川 益弘
自選句。 ひとゝせや冬の服より一名刺 益弘
自選句。 今朝冬の大八州の反り身かな 益弘
自選句。 胸の奥まで誰もゐぬ枯野かな 益弘
自選句。 恋人の名前はふゆ子冬よ来よ 益弘
自選句。 右手より左手冷ゆる歴史あり 益弘
自選句。 鮑入り和風バーガー文化の日 益弘
自選句。 冷まじや紙の葬花の紙の音 益弘
自選句。 11月1は淋しき数字かな 益弘