2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧
自選句。 コンピュータ・ルームに癒えし花疲れ 益弘
自選句。 吟行の一人はぐるゝ春深く 益弘
自選句。 花人の中に亡き人ゐるやうで 益弘
自選句。 花咲いて祇園の夜空燃え易し 益弘
自選句。 一力に停まるハイヤー花の雨 益弘
自選句。 桜鯛紀淡海峡晴れ極む 益弘
自選句。 さらば平成花のもと目を瞑る 益弘
自選句。 花咲いて祇園の夜空燃え易し 益弘
自選句。 幕の内弁当に春闌けにけり 益弘
自選句。 言霊の駆けぬけてゆくさくらかな 益弘
自選句。 老人の眼のすぐ潤む櫻かな 益弘
自選句。 まれびとを待ち花冷の京都駅 益弘
自選句。 あをあをと潮満ちくる初桜 益弘
自選句。 存分に歩きて春の夕焼かな 益弘
自選句。 朧夜の身の九穴もおぼろかな 益弘
自選句。 かげろふへ皆入りゆけり一人づつ 益弘
自選句。 接木して人生のどの辺りなる 益弘
自選句。 肉じやがの煮くづれてゐる目借時 益弘
自選句。 どこからを晩年といふ鳥雲に 益弘
自選句。 どの寺の鐘やおぼろの東山 益弘
自選句。 水ぬるむ近江に富士のありにけり 益弘
自選句。 てふてふや北緯三十八度線 益弘
自選句。 虻が来る己が羽音の後ろより 益弘
自選句。 春愁のかほ無限なる三面鏡 益弘
自選句。 蛇穴を出て松島の松のうへ 益弘
自選句。 蟻穴を出て信長の草履の上 益弘
自選句。 春宵の家路をいそぐ理由なし 益弘
自選句。 遠浅の海とほあさの春の空 益弘
自選句。 京雛や過ぎにし御世のうるはしく 益弘
自選句。 天平の色となりゆくはるぬかな 益弘