益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

日焼 日焼子 潮焼 日焼止め

自選句。日焼してカレーライスの好きなひと 益弘

夏の灯 夏ともし 灯涼し

自選句。高瀬川あくまで浅し灯涼し 益弘

夏座敷

自選句。真向ひに如意ヶ岳据ゑ夏座敷 益弘

昼寝 昼寝覚 午睡 三尺寝

自選句。昼寝覚ガリレオ温度計ふわり 益弘

片蔭 片かげり

自選句。片蔭もゆかしき京の町家筋 益弘

帰省 帰省子

自選句。母の眸に少しく痩せて帰省かな 益弘

虫干 土用干 曝書 風入れ 虫払ひ

自選句。ちちははの笑顔もセピア土用干 益弘

祇園会 祇園御霊会 祇園祭 山鉾 二階囃子 祇園囃子 鉾立 祇園山笠  鉾粽 宵山 屏風祭 鉾祭 鉾町 無言詣 弦召 6

自選句。七月も後祭とぞなりにけり 益弘

大暑

自選句。骨相といふかほのある大暑かな 益弘

炎昼 夏の昼

自選句。炎昼の暗きに光る溶接面 益弘

泳ぎ 水泳 水練 遊泳 遠泳 競泳 クロール 平泳ぎ 背泳ぎ バタフライ 立泳ぎ 飛び込み 浮輪

自選句。いちづに空青く背泳孤独なり 益弘

プール プールサイド

自選句。プール蒼く静かに世界記録生む 益弘

胆試し 百物語 お化け屋敷 怪談 幽霊 2

自選句。らふそくの火が一つ百物語 益弘

胆試し 百物語 お化け屋敷 怪談 幽霊

自選句。胆試しすれちがひしは誰ならん 益弘

祇園会 祇園御霊会 祇園祭 山鉾 二階囃子 祇園囃子 鉾立 祇園山笠  鉾粽 宵山 屏風祭 鉾祭 鉾町 無言詣 弦召 5

自選句。鉾廻す男のきほひ佳かりける 益弘

祇園会 祇園御霊会 祇園祭 山鉾 二階囃子 祇園囃子 鉾立 祇園山笠  鉾粽 宵山 屏風祭 鉾祭 鉾町 無言詣 弦召 4

自選句。肩車され宵山の空をゆく 益弘

祇園会 祇園御霊会 祇園祭 山鉾 二階囃子 祇園囃子 鉾立 祇園山笠  鉾粽 宵山 屏風祭 鉾祭 鉾町 無言詣 弦召 3

自選句。けふは未だ宵々山の嬉しさよ 益弘

紫陽花 四葩 七変化 2

自選句。あぢさゐや傘相ふれて相しらず 益弘

盛夏 夏旺ん 真夏

自選句。無人島ひとをゆるして夏旺ん 益弘

蝉 油蝉 熊蝉 にいにい蝉 みんみん 初蝉 朝蝉 夕蝉 夜蝉 蝉時雨 唖蝉

自選句。けふの蝉かの日の蝉や忌を修す 益弘

避暑 避暑期 避暑地 避暑の宿

自選句。避暑の宿ピンポンばかりしてゐたる 益弘

夏痩 夏負け

自選句。夏痩て火の酒いよゝ美味かりし 益弘

花火 打揚花火 揚花火 仕掛花火 手花火 線香花火 鼠花火 遠花火 昼花火 花火舟 花火見 花火師

自選句。手花火の向う三軒ひとりつ子 益弘

蛇 くちなは ながむし 青大将 縞蛇 烏蛇 山楝蛇、赤楝蛇 2

自選句。自転車で行けるだけ行き蛇捨つる 益弘

夏の海 夏の浜 夏の波 夏怒濤  夏の岬 青岬

自選句。眼下夏海あをあをと魔が誘ふ 益弘

祇園会 祇園御霊会 祇園祭 山鉾 二階囃子 祇園囃子 鉾立 祇園山笠  鉾粽 宵山 屏風祭 鉾祭 鉾町 無言詣 弦召 2

自選句。また太き雨が降るなり鉾祭 益弘

端居 夕端居

自選句。母逝きて父の端居の永くなり 益弘

熱帯夜

自選句。熱帯夜草木もねむる丑三か 益弘

日射病 熱中症 霍乱

自選句。金閣の金を見すぎし霍乱か 益弘

祇園会 祇園御霊会 祇園祭 山鉾 二階囃子 祇園囃子 鉾立 祇園山笠  鉾粽 宵山 屏風祭 鉾祭 鉾町 無言詣 弦召

自選句。室町も二階囃子の夜風かな 益弘