益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

熱帯夜 

自選句。熱帯夜草木も眠る丑三つか 益弘

冷蔵庫

自選句。食はざりし魚と眼の合ふ冷蔵庫 益弘

避暑 避暑地 避暑期 避暑の宿 2

自選句。つれづれに聖書読むなど避暑ホテル 益弘

夏の川 夏川 夏河原

自選句。夏の河ふぐり濡らして徒渡る 益弘

避暑 避暑地 避暑期 避暑の宿

自選句。避暑の宿ピンポンばかりしてゐたる 益弘

花氷 氷柱 氷彫刻

自選句。華燭といふ一つの別れ花氷 益弘

花火 煙火 打揚花火 仕掛花火 遠花火 昼花火 花火見 花火舟 手花火 線香花火 庭花火 鼠花火 電気花火 2

自選句。手花火の向う三軒ひとりつ子 益弘

籠枕 陶枕 籐枕

自選句。雨降れば雨を愉しむ籠枕 益弘

大暑

自選句。骨相といふかほのある大暑かな 益弘

胆試し 怪談 百物語 お化け屋敷 2

自選句。らふそくの火が一つ百物語 益弘

花火 煙火 打揚花火 仕掛花火 遠花火 昼花火 花火見 花火舟 手花火 線香花火 庭花火 鼠花火 電気花火

自選句。遠花火あなたは別のことおもふ 益弘

灼く 熱砂 熱風 灼岩 日焼浜 炎熱 炎日 炎ゆ 炎暑 2

自選句。チャウシェスク倒しし弾痕灼けてゐし 益弘

蝉 油蝉 熊蝉 にいにい蝉 みんみん 初蝉 朝蝉 夕蝉 夜蝉 蝉時雨 唖蝉 2

自選句。生きて死ぬそれだけのこと蝉時雨 益弘

蝉 油蝉 熊蝉 にいにい蝉 みんみん 初蝉 朝蝉 夕蝉 夜蝉 蝉時雨 唖蝉

自選句。けふの蝉かの日の蝉や忌を修す 益弘

祇園祭 祇園会 祇園御霊会 山鉾 二階囃子 祇園囃子 祇園太鼓 鉾祭 鱧祭 屏風祭 宵山 鉾立 無言詣 弦召 6

自選句。鉾廻す男のきほひ佳かりける 益弘

祇園祭 祇園会 祇園御霊会 山鉾 二階囃子 祇園囃子 祇園太鼓 鉾祭 鱧祭 屏風祭 宵山 鉾立 無言詣 弦召 5

自選句。清正の鎧も屏風祭かな 益弘

祇園祭 祇園会 祇園御霊会 山鉾 二階囃子 祇園囃子 祇園太鼓 鉾祭 鱧祭 屏風祭 宵山 鉾立 無言詣 弦召 4

自選句。けふはまだ宵々山の嬉しさよ 益弘

祇園祭 祇園会 祇園御霊会 山鉾 二階囃子 祇園囃子 祇園太鼓 鉾祭 鱧祭 屏風祭 宵山 鉾立 無言詣 弦召 3

自選句。地下出れば祇園囃子の最中なる 益弘

香水 オーデコロン 香水瓶 匂ひ袋 掛香

自選句。掛香や灯りて昏らき先斗町 益弘

蟻 山蟻 大蟻 黒蟻 赤蟻 蟻の道 蟻の列 蟻の門渡り 蟻の塔 蟻の巣 蟻塚 3

自選句。夜の蟻をつまみて夜へ帰しけり 益弘

木下闇 木の下闇 下闇 青葉闇 木暮 木暮る 木暗し 2

自選句。法然院さまの下闇長ゐして 益弘

胆試し 怪談 百物語 お化け屋敷

自選句。胆試しすれちがひしは誰ならん 益弘

灼く 熱砂 熱風 灼岩 日焼浜 炎熱 炎日 炎ゆ 炎暑

自選句。たゞ灼けて芹沢鴨の小さき墓 益弘

打水 水打つ 水撒く 2

自選句。水打つて創業三百五十年 益弘

片蔭 片かげり

自選句。片蔭へ片蔭へ年とりにけり 益弘

炎天 炎天下

自選句。炎天へふらんすの水買ひにゆく 益弘

祇園祭 祇園会 祇園御霊会 山鉾 二階囃子 祇園囃子 祇園太鼓 鉾祭 鱧祭 屏風祭 宵山 鉾立 無言詣 弦召 2

自選句。また太き雨が降るなり鉾祭 益弘

日傘 ひからがさ 絵日傘 白日傘 パラソル 2

自選句。刑務所のほとりに佇てる白日傘 益弘

火取虫 灯取虫 火虫 灯虫 火蛾 灯蛾 燭蛾

自選句。供へある水に泛く火蛾死んでゐず 益弘

浴衣 初浴衣 白浴衣 藍浴衣 染浴衣 古浴衣 浴衣掛

自選句。舞妓けふ暇の絞り浴衣かな 益弘