益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

熱帯夜

自選句。熱帯夜草木も眠る丑三つか 益弘

胡瓜

自選句。まつすぐな胡瓜つまらぬ世となりし 益弘

鰻 鰻掻

自選句。喪の酒にゑふ鰻屋の二階かな 益弘

走馬灯 回り灯籠

自選句。追ふものは追はるゝものや走馬燈 益弘

日盛 日の盛

自選句。日盛りの御町内ちふしゞまかな 益弘

炎昼 夏の昼

自選句。炎昼の未来が歪む道路鏡 益弘

夏痩 夏負け

自選句。夏痩て火の酒いよゝ美味かりし 益弘

暑気払ひ

自選句。ハツといふ心を食べて暑気払 益弘

祇園会 祇園御霊会 祇園祭 山鉾 二階囃子 祇園囃子 鉾立 祇園山笠 鉾粽 宵山 屏風祭 鉾祭 鉾町 無言詣 弦召 7

自選句。七月も後祭とぞなりにけり 益弘

夏休 夏期休暇 暑中休暇

自選句。骸骨に袋かぶせて夏休み 益弘

緑蔭

自選句。緑蔭や二人ときどきものを言ふ 益弘

胆試し 怪談 百物語 お化け屋敷 幽霊 2

自選句。胆試しすれちがひしは誰ならん 益弘

胆試し 怪談 百物語 お化け屋敷 幽霊

自選句。らふそくの火が一つ百物語 益弘

避暑 避暑地 避暑の宿 2

自選句。避暑の宿長野日報など読んで 益弘

祇園会 祇園御霊会 祇園祭 山鉾 二階囃子 祇園囃子 鉾立 祇園山笠 鉾粽 宵山 屏風祭 鉾祭 鉾町 無言詣 弦召 6

自選句。鉾廻す男のきほひ佳かりける 益弘

祇園会 祇園御霊会 祇園祭 山鉾 二階囃子 祇園囃子 鉾立 祇園山笠 鉾粽 宵山 屏風祭 鉾祭 鉾町 無言詣 弦召 5

自選句。肩車され宵山の空をゆく 益弘

祇園会 祇園御霊会 祇園祭 山鉾 二階囃子 祇園囃子 鉾立 祇園山笠 鉾粽 宵山 屏風祭 鉾祭 鉾町 無言詣 弦召 4

自選句。けふは未だ宵々山の嬉しさよ 益弘

祇園会 祇園御霊会 祇園祭 山鉾 二階囃子 祇園囃子 鉾立 祇園山笠 鉾粽 宵山 屏風祭 鉾祭 鉾町 無言詣 弦召 3

自選句。清正の鎧も屏風祭かな 益弘

玉虫 吉丁虫

自選句。玉虫や形見も減りし桐箪笥 益弘

灼く 灼熱 熱風 熱砂 炎熱 炎ゆ

自選句。たゞ灼けて芹沢鴨の小さき墓 益弘

川蜻蛉 おはぐろとんぼ おはぐろ かねつけ蜻蛉

自選句。ふるさとの先づはおはぐろとんぼかな 益弘

蛇 くちなは ながむし 青大将 山楝蛇

自選句。風聞の蛇がだんだん大きくなる 益弘

焼酎 泡盛 甘藷焼酎 麦焼酎

自選句。ヤマトンチュと呼ばれ泡盛ふるまはれ 益弘

夏 三夏 九夏 朱夏 炎帝 赤帝

自選句。浪速は夏やおつちやんのヘボ将棋 益弘

花火 打揚花火 揚花火 仕掛花火 手花火 線香花火 鼠花火 遠花火 昼花火 花火舟 花火見 花火師

自選句。遠花火あなたは別のことおもふ 益弘

祇園会 祇園御霊会 祇園祭 山鉾 二階囃子 祇園囃子 鉾立 祇園山笠 鉾粽 宵山 屏風祭 鉾祭 鉾町 無言詣 弦召 2

自選句。また太き雨が降るなり鉾祭 益弘

避暑 避暑地 避暑の宿

自選句。避暑の宿ピンポンばかりしてゐたる 益弘

プール プールサイド

自選句。プール蒼く静かに世界記録生む 益弘

祇園会 祇園御霊会 祇園祭 山鉾 二階囃子 祇園囃子 鉾立 祇園山笠 鉾粽 宵山 屏風祭 鉾祭 鱧祭 鉾町 無言詣 弦召

自選句。室町も二階囃子の夜風かな 益弘

日傘 ひからかさ 絵日傘 白日傘 パラソル 2

自選句。刑務所のほとりに佇てる白日傘 益弘