2001-03-15 乱高下 株価が乱高下した。急落後、後場急反発した。宮沢財務大臣、速水日銀総裁のリップサービス?に加え三和、東海、東洋信託三行が遂に「自腹を切る」覚悟を決めたことが大きかった。不良債権を赤字として計上するという「当然」。誰もがそれを待っていたのだ。銀行が自ら痛みを覚悟しない限り結局のところ日本経済の真の復活はあり得ない。「失われた十年」は「ごまかしの十年」でしかなかった。UFJグループ三行の決断は正道をゆく第一歩である。世界が注目していると言って過言ではない。晴れたり曇ったり雨が降ったりの一日。移り気な春日の証しなのであろう。そろそろ桜が待ち遠しくなって来た。 旅人の鼻まだ寒し初桜 蕪 村