益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

乱高下

株価が乱高下した。
急落後、後場急反発した。
宮沢財務大臣、速水日銀総裁
リップサービス?に加え
三和、東海、東洋信託三行が
遂に「自腹を切る」覚悟を決めたことが大きかった。
不良債権を赤字として計上するという「当然」。
誰もがそれを待っていたのだ。
銀行が自ら痛みを覚悟しない限り結局のところ
日本経済の真の復活はあり得ない。
失われた十年」は「ごまかしの十年」でしかなかった。
UFJグループ三行の決断は正道をゆく第一歩である。
世界が注目していると言って過言ではない。

晴れたり曇ったり雨が降ったりの一日。
移り気な春日の証しなのであろう。
そろそろ桜が待ち遠しくなって来た。

 旅人の鼻まだ寒し初桜  蕪 村