嗚呼、自民党!
人には潮時というものがある。
チャンスである。
事を起こすチャンス、身を退くチャンスである。
しかし、わが日本の森総理大臣にはその潮時はないようだ。
殴られても殴られても立っているボクサー、
いやいや、タオルが投げ込まれても
平気でファイトしている猛者と言うべきか。
しかし、森総理を責めるのは筋違いのような気がする。
森総理に辞めていただくのなら
その後任候補が先ずはっきりしていなければやはりおかしい。
しかし、野中さんも小泉さんも
一向に名乗りを上げない。
総裁選をやるのだから、候補がいなくてはならないのだが、
一体どなたが候補なのだろう?
(野中さん小泉さん以外では古賀さんか河野さんか?
まさか加藤さん、山崎さんということはないと思う。
高村さん、平沼さん、麻生さん、柳沢さんも有望な「若手」だしな。)
第一、総裁選のやり方一つ決まっていないというのは
ほとんど異常事態と言うべきだ。
昔の自民党には
こんなことはなかったはずだ。
私はこの期に及んでも
自民党以外の政党には政権担当能力はない、と
考えている者だが
このところの迷走ぶりにはほとほと悲しくなってくる。
森総理の存在感が寧ろ増しているではないか。
昨日も今日も花冷え。
この寒さで桜が長持ちしてくれると嬉しいのだが‥。
光陰のやがて淡墨桜かな 岸田稚魚