新しい形の戦争
現在米国が国際社会と連携して準備する、
報復行動に対して、
「報復は新たな報復を生むだけ・・・」とか
「報復はほどほどに・・・」といった議論が
散見されるようだ。
程の良い、評論家的もの言いほど無責任なものはない。
これまでテロに対して「ほどほどに報復」していたからこそ
「報復の連鎖」は止まらなかったのである。
生半な措置こそがテロリストとテロ支援国家を甘やかし
彼らに生存の余地を与えてきたのである。
もっともこれまでのテロは卑劣な犯罪行為の域にあった。
殲滅的な報復行動は執り得なかったと言えるだろう。
しかし、今回の同時多発テロは犯罪行為の範疇を超えて
既に戦争行為である。
米国と国際社会にむけた宣戦布告である。
米国と国際社会の「報復」が
想像を絶する規模となるのは当然のことだ。
ブッシュ大統領の言うように
これは「新しい形の戦争」なのである。
「報復」の目的は「テロの根絶」である。
言い換えれば「テロリストの殲滅」ということだ。
当然のこととしてこの場合の「テロリスト」には
「テロリスト支援国家」も含まれている。
米国の決意は強く固い。
「勝利」とは「殲滅」以外にはない。
国際社会が
そんな米国を支持し支援するのもまた当然であろう。
老人の日なり子供の日の如く 後藤比奈夫