夏休みへ
明日から待望の夏休み。
私にとって本当の骨休めになりそうだ。
これまで、父の入院と急逝で気の休まる時がなかった。
先日、納骨を済ませて
ようやく一連の仏事、法事から解放されたところである。
もっとも明日は「精霊迎え」、あさっては
「棚経」を予定している。父の初盆である。
盂蘭盆の墓参り、十六日の「魂送り」も
しっかりやらねばならない。
まだまだ大変ではあるが、
これまでのように親戚一同を集めて催す仏事でもない。
毎年お盆には誰もが行う真の「心の仏事」である。
やるべきことはきっちりやって
後は完全休養したいと思う。
父の死後淋しさをつのらせている
猫たちともゆっくり接してやりたい。
そうそう彼女とも逢う。
今度はのんびりと話がしたいものだ。
様々なことが頭を行き交う暑中休暇前夜である。
夜を更かしゐることのふと秋めきぬ 山川能舞