立秋
立秋。二十四節気の一つだか、気温的には夏の盛りである。
だから「暦の上では・・」などと云われる。
しかし、我々現代人は「気温」という数量化できる尺度のみで
季節を判断しすぎているのではないか。
早くなった夕暮れに潜む陽の衰え、草花や昆虫の消長、
高空の白雲の姿態、朝夕の風の趣き、などなど
元来、季節とは人間の全感覚を動員して感じ取るものであったはずだ。
都市という季節感の希薄な空間に住み馴れて、我々の感受性も
滅びつつあるように思う。
冷房の密室からは季節の繊細微妙な変化は決して見えてこない。
数日中に著書「WEB PAGE?・?」を
ネットで御注文いただける態勢が整うはずである。
太陽書房さんの「本棚」に注目していて欲しい。
http://msnhomepages.talkcity.com/ProjectPl/taiyo_shobo/hondana.html
山国に省略の秋はじまりぬ 岡本 眸