明日は父の大腸ポリープの手術。
これは簡単なもののようで、三十分ほどで終るらしい。
問題は来週13日に決まった食道癌切除の方である。
明日、私一人が担当医より説明を受ける予定だ。
当日は朝から立ち会わねばならない。
場合によっては献血も覚悟せねばならない。
深酒は暫く慎もう、と思う。
不安である。しかし、父の不安は私どころではないはずだ。
立ち向かう以外にない。
妹が一旦、山形に帰る。
来週また来て私とともに手術に立ち会う。
飛行機で行ったり来たりで大変だが慣れたものなのだ。
私と違って妹は実にタフな人間である。
春寒に入れり迷路に又入れり 相生垣瓜人