父、退院へ
明後日の父の退院に備えて休暇をとる。
二ヶ月半の入院生活で着替えなど
多くの荷物がたまっている。
甥っ子にも手伝わせて
それらを持ち帰ることから始めねばならない。
医師の話では回復は順調、癌の転移も
今のところはない、とのこと。一安心である。
よくぞここまで回復し、退院にこぎつけたものだと思う。
御世話になった医師、面倒を見て下さった看護婦に
心より御礼申し上げる。
暑いくらいの一日。
京都の桜もほぼ咲き揃った。
病後の父を迎えるのに
最適の時候である。
一花だに散らざる今の時止まれ 林 翔