二兎追うこと
児童殺傷事件の衝撃が続いている。
街角でも職場でも誰もが暗い面持ちで
話題にしている。
マスコミも続報に忙しそうだ。
一過性の大騒ぎにならないようにしないと
犠牲者は浮かばれない。
学校側や犠牲者には何の落ち度もないのだから、
重点を置くべきはあくまでも
「犯歴のある精神障害者」への対応にあるはずだ。
人権か人命か、ではなく
人権も人命も、という「二兎を追うこと」は可能なはずである。
人権と人命はもとより相反するものではない、
本来一つのものであるはずだ。
法務、厚生労働、警察、医師の連携と
ケースバイケースのきめ細やかな対応以外に道はないように思う。
暑い。
梅雨の晴れ間にしては長すぎる。
今年も空梅雨ということはないでしょうね?
蝸牛くだけし殻をなほ背負ひ 田口紅子