益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

どういうわけか・・?

父の急逝以後、どういうわけか
お見合い話が次から次へと舞い込んでくる。
父母の既にいない、しがらみの無さがいいのか?
四十七歳のオッサンは戸惑うばかりだ。
きょうも、親戚筋の地位も名誉もある淑女が
いきなり我が家を訪ねて来られた。
もちろんうら若き御嬢さんの御写真を携えて‥。
しかし、オッサンはそのオバサンと
パソコンや俳句の話で大いに盛り上がってしまい
今度、御自宅にお教えに伺います、と約束してしまう始末。
一体、私は誰とお見合いしているのかと考え込んでしまった。
要するにフィーリングなのだ。
それが合わなければ、
いくら相手が若かろうが美しかろうが駄目。
ま、これからも私は自然体でゆきます、皆様。

さて、きょうは待望の山鉾巡行
初めて公式に女性の参加した祇園会となったそうだ。
テレビのニュースで見るだけとなったのが
なんとも残念だ。

 祇園祭の日焼残りて勤めいる  田川飛旅子