モーグルの里谷選手が銅メダル。
日本人初の冬季五輪二大会連続メダル獲得だそうだ。
演技は実に見事だった。
長野の金メダルの実力を
如実に見せつけた滑りだった。
採点によって決まる競技なので、
常に釈然としないものはつき纏うが
ま、この際何も言うまい。
ただ、六位入賞に終った、
上村愛子選手への採点にはブーイングだ。
この競技の全選手の演技を通して、
私が最もインパクトを受けたのは
上村愛子選手のあの「コザック」だった。
完璧、非の打ち所なく決っていた。
観客席で起きたブーイングも当然であろうと思った。
やはり、時計とか距離とか得点とかの
絶対的尺度で順位が決まる競技こそが面白い。
日が射してもうクロッカス咲く時分 高野素十