早や四月。
企業は今日から、「御破算で願いましては・・」である。
国家もそう、当然学校もそうだ。
四月一日が、いわば新年の始まり。
希望と相変わらず引きずっている不安と。
帳簿上は、新たな始まりでも決して
過去は清算されたわけではないのである。
政治も経済も、そして我々の私生活も
過去の上に現在があるのである。
納得できる未来を構築するための現在でありたいものだ。
暖か過ぎる一日。
五月初旬の陽気だそうだ。
喜んでいて良いのやら、浮かれていて良いのやら?
・・・この「現在」の上に
未来はやって来るのだから‥。
朧夜の少年が買ふ遠めがね 橋本栄治