人間、ほっとすると・・・
人間、ほっとすると駄目だそうである。
昨日も法要にお参り下さった、
高齢の伯母様にそう言われた。
一周忌が済んでもほどほどに緊張しているのですよ、と。
私もそれはよく解っている。
昨年、父の死に伴う一連の弔事、法事を一応済ませた直後から
体調をすっかり崩してしまい
四苦八苦した辛い経験があるからである。
しかし、ほっとするなと言うのは
実はほとんど不可能な注文なのである。
一つ懸案を片づけた時、
特に楽しくもない仏事などを無事済ませた時、
ほっとするのは至極当たり前ではないか。
・・・で、そうしてほっとしてしまったからなのであろう、
今日は何をする気力も沸いて来なかった。
お昼まで二度寝、三度寝をしていたのだが、
床を離れてからも洗顔すら億劫であったほどだ。
日記を書かねば、と今パソコンを起動して
ようやく身体がシャンとしてきた。
人間、やはり何某かの義務感が生きてゆくためには
必要なのであろうと思う。
明日で十連休も終り。
長らく?新作ファイルも休んでいた。
そろそろ頭を作句モードに切り換えないと・・・。
春惜む命惜むに異らず 高浜虚子