小泉訪朝について

小泉訪朝に対して
さまざまな注文が噴出している。
・拉致問題の解決
・過去の清算
・国交正常化
・不審船対策
・核開発疑惑への対応
・東アジアの平和と安定
まだまだ、あるかも知れないが
初めての首脳会談で
しかもたった一日の会談で
これら全てに成果を上げられたら、
小泉首相と金正日総書記は
ノーベル平和賞ものの偉大な政治家として
世界史にその名を遺すはずである。

期待感と疑心暗鬼が国民全ての心に
沸き起こっているのが現状であろう。
しかし、私はこれをもって
小泉訪朝を否定したり批判する気にはならない。
なぜならそれは、これまでの日本の指導者には
決して出来なかった事だからである。

米国そして韓国と緊密に連携して会談に臨まねばならぬのは
言うまでもないことである。
しかし、小泉訪朝自体を懐疑する声が、
与党内そして一部野党にあるのは誠に解せぬことだ。

行って会うことに先ず意義がある、
・・・この一点に関しては
日米韓の認識は完全に一致しているのであるから。

　ほつと月がある東京に来てゐる　　種田山頭火