益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

まるで旧知のように・・・

時代祭り見物で京都に来られた常連様と
折角だからと逢う。
例によって「舞坂」で大いに盛り上がった。
俳句の話、ネットの話・・・
初対面なのに
普段、メールや掲示板で会話を交しているので
まるで旧知のように話題が尽きない。
したたかに呑んで酔い覚ましのつもりで
真っ暗闇の鴨川の長堤を二人そぞろ歩いた。
晩秋の夜の川風が火照った身体に心地良かった。
ふと気がつけば深夜11時を既に過ぎていた。
慌てて帰宅したが
愛読者との良い思い出をまた一つ作ることができた。

 時代祭華か毛槍投ぐるとき  高浜年尾