愚かな誘拐犯のお話
人質をとって立て籠もった誘拐犯が
人質を半分解放したのに
身代金を払わないのは約束違反だと怒っている。
武器を捨てて、人質を全員無事解放すれば
その誘拐犯の体面や生活にも優しく配慮してやろうと
言っているのに・・・である。
北朝鮮のこのところの振る舞いは
またぞろ国際社会からの孤立へと逆戻りしてしまったようだ。
米国は当然のこととして、
ロシアそして後見人役の中国や
国交のあるASEAN諸国さえもが
北朝鮮の現状と行く末に憂慮を深めているのである。
国際社会への「約束」一つ守れないような国家は
確実に滅びる筈である。
それもそう遠いことではないであろう。
誘拐犯に言っておこう。
おまえは今こそ実権のない国王に退いて
国家の民主化に大胆に踏み出すべきである。
あらゆる国家的犯罪行為を即時停止し
核を放棄して国際社会の一員に
頭を下げて加えて貰うことだ。
それ以外に
おまえとおまえの子孫の生き残る道は全くないであろう。
私の言葉を噛みしめてよーく考えてみよ。
わざわざ、しかも無料で教えてやっているのだ。
冬すでに路標にまがふ墓一基 中村草田男