これを死刑にしなくて・・・
きょうも寒い一日。
却って身が引き締まり
体調は頗る良い。
さて、例の和歌山毒物カレー事件の
被告に死刑判決が下った。
当然であろうと思う。
これを死刑にしなくて誰を死刑にするのか。
死刑判決が下ったところで、
亡くなった被害者が生き返ってくるわけではない。
今回の事件の特殊さを考えれば
今後への歯止めになるとも思えない。
しかし、凶悪犯には死刑を、という
最低限のラインは守られた。
犯罪者の人権ばかりが声高に喧伝される時代である。
人権どころか人命をも奪われた犯罪被害者が
死人に口なし、と軽視される時代である。
こんな当たり前の判決に
安堵せねばならないこと自体が
嘆かわしいと言うべきなのかも知れない。
寒波来る拳に固く無を握り 田畑益弘