戦争報道について
今朝の朝刊A紙を読むと
「米軍が首都攻略作戦を休止した」
ことになっている。
多分ウソだが、前線の兵士は一日一食しか食べていない
とも書いてある。
B紙によると、
米軍は補給線の防衛に力を注いでいるものの
首都攻略への準備は着実に進んでいる、ということになる。
一つの事実の裏表を
それぞれが書いているようなものだが、
報道の仕方で受け取り方は大きく変るものである。
はたして真実はどうなのか?
報道する側もされる側同様
よく分からない、というのが本当のところなのであろう。
戦争報道は何より難しいものだ。
メディアも我々も
先入観を捨て感性を全開にし想像力を駆使して
提供される「情報」に立ち向かわねばならないということであろう。
メディアはより公正中立であらねばならない。
報道される我々はより冷静であらねばならない。
イラク解放戦争はこれからもこの国に
いろいろなことを教えてくれるだろう。
もしかして散るを愉しむ桜かな 田畑益弘