いわゆる「拗ね者」
どんな組織にも辞める時に
「うらみ」「つらみ」をブチまける、
いわゆる「拗ね者」がいるものである。
組織に在ってこそ人の発言は傾聴されるのである。
辞める者が何を言っても駄目、
それが組織の常識である。
自民党元幹事長・野中さんが辞めるそうだ。
そしてその辞職と引き換えに
派閥の同輩を激しくあげつらっている。
建前は「反小泉」だそうである。
筋違いも甚だしい醜態と言えるだろう。
党総裁選の最中、
「反小泉」を建前に辞めるというのなら
まず党籍を離れねばならない筈だ。
最初に、自民党を辞めることこそが
「筋」というものなのである。
老いたる者が感情に振り回されている姿ほど
醜いものはない。
高齢を理由の引退であれば
少しは爽やかであったろうに・・・。
最初に書いたように
辞める者が辞めることと引き換えに
何を言っても駄目である。
特に政治家は
辞めると言えば即ち「終り」なのである。
鳴き砂を鳴かせて歩々の秋思かな 田畑益弘