益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

はっきりとものが見えるということ

このところ
コンタクトレンズを帰宅後眠るまでずっと装着している。
眼鏡での矯正は限界に来たので
コンタクトを作ったのだが誠に良く見えるものである。

先ずコンピューティングが随分と楽になった。
また、テレビに出てくるアナウンサーやタレントの実相に
驚いたり感心したり、
余りにもはっきりとものが見えるというのは
実に恐ろしいこと!!!である。(みなさん、ごめん)
何より怖いのは鏡に映るおのれの顔である。
若く見えると自負していたがなんのことはない、
年相応に老けているではないか。
ぼんやりしている方がまだマシだったかなぁ?とつくづく思う。

会社にはいまだに眼鏡を掛けて通勤し
眼鏡の顔で勤務している。
眼鏡の顔がやっぱり私の看板だからである。
当分、(いや、ずうーっと?)コンタクトは家の中だけにするつもりである。

終日、冷たい晩秋の雨。
今もしたたかに降り続いている。
昨日までの秋天が嘘のようだ。

 地球まろし葡萄一粒づつまろし  田畑益弘