益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

国際貢献の真贋が問われる時

自衛隊イラク派遣の時期がおおよそ固まったようである。
私は何度もこの日記で
「派遣は早い方が良い」と言ってきたので
陸自派遣を更に早めるべきだ、と言いたいが
いろいろ考えると
先ずは妥当な線であろうと思う。

さて、派遣決定は英断に違いないのだが、
この先もっと重大な決断を迫られる局面を
今から想定しておくべきであろう。

自衛隊員に犠牲者が出た時」
「日本国内でテロが起きた時」

その時の国内の反応を冷静にシミュレーションし
国家意思の決定を揺るぎないものにしておく必要がある、
ということである。

いずれの場合も国内は嘗てなく騒然とし
メディアは過剰に
ヒステリックで、感情的な報道をするであろう。
その時、政府はテロに対峙する「不屈の国家意思」を
再び示し得るであろうか?
テロを怖れず、犠牲を乗り越えて
「派遣」を維持し得るかどうか。
日本の国際貢献の真贋はその時にこそ問われるのである。

米国・英国・スペイン・イタリア・韓国・・・など
多大な犠牲者を出しつつ「不屈」を貫いている国家の対応を
しっかりと見ておくことである。


先程、弟から電話。
神戸、ルミナリエの只中からであった。
明日、そのルミナリエの写真を
「たかしの世界」にアップするそうである。
楽しみにしてやって欲しい。

 たましひとはその白息のやうなもの  田畑益弘