2004-06-24 流転 きょうの自選句。わが裸体しづかに流転してゐたり 田畑益弘※「流転」とはとどまることなく変貌し、移ろうこと。生きとし生けるもの、いや命無き物体さえも刻一刻、流転しているのである。時に誰しも、おのれの裸をしみじみと見る。おのれの裸体は決して嘘をつかない、おのれの全てを語っている筈である。