益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

喪中欠礼

きょうの自選句。

喪中欠礼と云ひ冬がやつてきた  田畑益弘

※初冬は「喪中欠礼」の葉書が届く時期である。
喪中の葉書を頂くと、故人を改めて思い起こし
しみじみとした気分になるものだ。
「母の死」「父の死」で私も二度「喪中欠礼」した。
年賀を辞する寂寥とともに
「やるべきことはやった」という安堵を覚えたものである。