2005-05-13 一見(いちげん) きょうの自選句。打水や一見の客入れぬ見世 益弘※祇園や先斗町界隈の料亭、旅館、お茶屋には「一見様、お断り」というところが少なからずある。何故、一見様はいやがられるのだろうか?・支払いが「つけ」なので、信用のある人でないと困る。・「店肌が荒れる」(店の昔からの雰囲気が壊れる)というのが表向きの理由。本音は「著名人がお忍びで利用するので、そのプライバシーを守るため」ということにある。いずれにしても「何よりも常連様を大切にする」のが「京都のお見世」と言えるだろう。