益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

同窓生より

帰宅すると小学校の同窓会を催すとの通知が来ていた。
実に七年ぶりのことだ。
卒業が1966年だからもう34年経つわけだ。
その間に同窓会は僅か二回、今度が三回目である。
懐かしさがこみ上げてきて、今回の幹事役に電話してしまった。

彼は小学校時代、大変なガキ大将だった。
スポーツ抜群、高校は平安に進み甲子園にもレギュラー選手として出場した。
堅実な努力家、勤めていると思っていたが
なんと祇園に「らうんじ むらしま」という店を出しているとのこと。
「六時からだから・・」と電話もそこそこに彼は自分の店に出かけて行った。
人生いろいろだな、と思う。すでに連絡の取れない、行方不明の級友もいる。
さて、何人の顔が揃うだろうか?
七月二十日が楽しみだ。

予報通り暑い一日。梅雨の晴れ間というより、既に炎暑である。
三ヶ月予報を聞くまでもなく今年は猛暑の予感がする。

 信号のなかなか変らぬ暑さかな  江國滋酔郎