絶対安定多数の意味
その昔、「マドンナ旋風」という風が吹いて、
旧社会党が躍進したことがあった。
「山が動いた。」などと随喜の涙を流した阿呆がいた、そう云えば。
今回の民主党の躍進?も小ぶりながらそれと似たようなところがある。
結論を簡明に言えば、与党への批判票がそうさせただけなのであって、
誰もアクティブに民主党政権を望んでなどいないということである。
たとえば民主党が政権をとったとして、
鳩山君がサミットでどんな顔して何を話せるというのかな?
民主党にどんな総合的な外交政策、教育政策、金融政策、財政政策、景気対策、雇用対策があるというのかな?
IT革命で遅れをとった日本の21世紀の戦略はどうなのかな?
子供のように喜んでないで、自ら責任政党と言うのなら
明確に、体系的に国民に語ってみなよ。
所詮、旧社会党がそうであったように
労働組合党に政権を担う能力など元よりないのである。
労働組合管制下の政党がこのシビアな現代の世界経済下で、
どのようにして最適な経済政策を迅速に打ち出せると言うのであろう。
今からはっきり言っておいてやろう。
旧社会党は総評党であったから、所詮「反対野党」であった。
民主党が連合党である限り、所詮同じ「反対野党」でしかないと・・。
早い話、会社が潰れたら、組合も意味ないでしょう。
同じように与党が潰れたら、あんたたち意味ないでしょう。
今回の選挙結果は、国民が既にその辺のことを察知している
何よりの証しなんですよ。
国民はどんなに間違っても、
あんたたち民主党に政権を委ねることはないのですよ。
政党の魂を組合に売った者ども・・。
自画自賛するほどもてず花カンナ 岸人正人