日本のネット環境

私はLAN接続でインターネットを愉しんでいる。
幸いなことに近所にミヤビジョンというCATV局があり
そのインターネットサービスの開始と同時に参加したのだ。
もちろん固定料金、常時接続である。
煩わしい接続・切断の要もない。ISDNより速い。
電話回線を使わないからかなり割安である。
私のネット環境はかなり恵まれていると感謝している次第だ。

日本では少数派の同軸ケーブルを使ったネットへの接続だが、
アメリカでは当たり前のことなのである。
アメリカでは電話回線を使っている人こそ少数派なのだ。
「夜間や休日の電話料金が安いから」とか「テレホーダイの時間に」と
ユーザーが考えねばならぬこと自体、異常である。
なんと侘しい、もの悲しいネット環境であることか。
NTTはユーザーを
そんな「いじましい心理」に追い込んでいて恥ずかしくないのか。
日本のIT革命のためには、このNTTの徹底的な分割と民営化が必須要件であろう。
IT革命を阻害するものを先ず排除せねばならない。
インターネットが時間帯によって高価だったり安価だったりする愚かしさ。
ユーザーが安い時間帯に殺到して接続が遅くなる、漫画的状況。
・・・こともあろうに、
NTTはそんないじましいユーザーの個人情報を売ったりしているんだってね・・。

　初蝉や森は大きな耳を持つ　　中村明子