旱星
今日も炎天。夕立もなし。
一昨日、琵琶湖の水位がマイナス74センチと
地元紙が大きく報じていたのだから
渇水は更に進んでいる筈だ。
太平洋高気圧の勢力が強いからと言ってしまえばそれまでである。
しかしこの時期まで連日35℃を越す猛暑が続くと
さすがに「温暖化」を疑いたくもなってくる。
我々が想定しているよりも「温暖化」の実際は
既に深刻化しているのではないのか?
あるいは、そもそも我々の想定自体が甘かったのではないのか?
経済活動を鈍化させたくないという暗黙の了解が
事態を意図的に楽観視させている面もあろう。
先進国も途上国も「温暖化など無視したい」
というのがホンネなのだから。
我々の欲望は無限である。
しかし、資源は有限である。地球は一つなのである。
人類の緩慢な自滅へのシナリオは
未だに無修正のままではないのか?
昼会ひし人夕に亡し旱星(ひでりぼし) 橋本花風