いつものように四条河原町で彼女と落ち合い
タクシーで比叡山へ。この山に来るのは
何十年ぶりのことだろう?妙にうきうきする。
しかし山頂は残念ながら工事中で閑散としていた。
懐かしくも、もの悲しいムード。
だが、流石に涼しい、見晴らしが良い。
自然の風を全身に浴びながら
京都市街や琵琶湖を眺望する。
山好きな彼女は山野草をよく知っていて、いろいろと
私に教えてくれる。やはり先生である!
短い時間だったが来て良かったなと思った。
運転手に待っていてもらい同じタクシーで再び市中へ。
街は今日も真夏の暑さ。
冷房の効いたビアホールに逃げ込んだのだった。
ほのかなる空の匂ひや秋の晴 高浜虚子