益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

世界の潮流

オルブライト米国務長官
北朝鮮金正日総書記と会談した。
来世紀世界を予感せしむる出来事である。
米国外交の柔軟さ、ドラスティックな転回を
実感する。日本外交もこうあらねばならないのだ。
日本が北朝鮮との関係修復に動くと
必ず拉致疑惑が引っ掛かってくる。
しかし、考えてもみよ、
拉致疑惑の前には強制連行の史実があるのだ。
我々は世界の潮流を読み誤ってはならない。
森総理の総務会長時代の三党訪朝団代表としての発言を
野党は問題視しているが愚かだ。
あんたたちには関係ないことだろう。
前を見よ。未来を考えよ。
過去を追及すれば、戦争に行き着く。
未来志向でないと日朝関係は微動だにしないのだ。
この問題に関して、野党とマスコミは
「安物の右翼」のように見える。
何かと云うと拉致疑惑という「一つ覚え」だ。
強制連行の史実を忘れたのか、恥を知れ。
マスコミも事実を正確に伝えるべきだ。
「首相発言」ではなく「首相の総務会長時代の発言」だろう。
神の国」発言の時もそうだった。
愚かな大衆を騙して、恣意的に導いてはならない。
もうひとつ。
昨日の選挙で負けた民主党に言っておこう。
オマエラに外交が分かるのかい?えっ、このアホ。


終日、雨。
会社への行き帰り、
いずれも自転車の傘さし運転、参った。
明日はチコの「去勢問題」に決着をつける。
父とじっくり話し、結論を出すつもりだ。

 胡桃二つころがりふたつ音違ふ  藤田湘子