行く秋
この臨時国会で森内閣は
どれだけ仕事ができるか?と当初から注視していた。
今日までに公選法、少年法、健保法、警察法といった
重要法案の改正に目途がたった。
ボロクソに言われながらも相当な仕事ぶりである。
野党の非力もさることながら、
与党三党の結束の固さの賜物である。
成立が見込まれる、いずれの法案も
新世紀、日本社会の在り様に大きく関わる、
含意と方向性を有している。
その決断と実行は評価されるべきである。
景気が相変わらずはっきりしない。
消費は低迷、雇用も求人と求職のミスマッチが
顕在化してきた。
企業家の心理にも翳りが見える。
政府はまだまだ景気対策に軸足を置いた
経済政策を選択せざるを得ない。
「ポスト森」を云々する声があるが、
「ポスト森政権」が「財政再建カード」しか持ってない現状では
寧ろ不安が増幅するのみだ。
IT革命の実現、そのための規制緩和、そして構造改革に
現内閣は全力を注いで頂きたい。これは、
政権がたとえ変ろうとも
やらざるを得ないことなのだから・・。
台風崩れの低気圧による雨もようやく上がった。
明日から三連休。
久々の秋晴れを期待しているのだが・・。
行く秋の虹の半分奈良にあり 広瀬直人