一体、どうなるのかな？

アメリカ民主主義は一体どうなってしまったのか？
ブッシュVSゴアが大接戦だったことはよく解る。
しかし、再投票を求める声が出るほどの
集計のお粗末、不透明さはどうしたことか？
選挙という民主主義システムの根幹に疑念を抱かせる、
まことに憂慮すべき事態である。
いつから、アメリカは発展途上国になったのか。
日本では、これまでアメリカ民主主義は
ことあるごとに見習うべき模範として語られてきた。
アメリカの様々な身勝手、手前勝手を甘受してきたのも
その民主主義の成熟度を尊敬しているからにほかならない。
これ以上、我々のアメリカへの信頼を裏切らないで欲しい。
アメリカが漂流すれば、世界も漂流するのだ。

さて、日本。
加藤さんがまたぞろゴネている。
この忙しい時に、疲れるお人だ
世論調査を根拠にして思い立った発言なのだろうが、
状況を読み誤ってはならない。
調査というアクションが
常にその結果に影響を与えることは常識である。
それは、自然科学の領域のみの話ではない。
調査されない世論こそ真の世論である。
それに耳を傾けてみよ。

　己(し)がこころ手にのせてをり小六月　　森　澄雄