私の胃袋事情
父の看病をして約ひと月。
一変した生活にも徐々に慣れてきた。
三匹の猫たちの面倒もなんとか見られるようになった。
悩ましいのは己れの胃袋事情、つまり食事である。
朝食はコーヒーブレイクで変りないが、
昼と夜はほとんど外食になってしまった。
病院近辺の、あるいは我が家の近場の
食堂、レストランは大抵チェックした。
日替わり定食、ランチタイムサービスも含めて
メニューは大体把握した。
結論
・結局好きなものばっかり食べている。
・それはメニューにしてせいぜい四、五種類である。
これではイカンな、と思いつつ
超面倒臭がりの私は外食から抜けられそうにない。
明日のお昼はニシンソバ定食にしよっと・・。
曇天。夜から雨。
父が丹念に世話した我が家の椿が
先日来、真紅の花を咲き継いでいる。
椿落つ赤き不幸の殖ゆるごと 斎藤槇爾