小泉内閣が発足した。
注目していた閣僚人事だが、
田中真紀子氏の外相起用には流石に驚いた。
これまでのいかなる抜擢人事よりも
ユニーク且つ大胆である。
しかし、現下のそしてこれからの
日中関係への配慮を計算してのことでもあろうから
最適な人材の起用と言えなくもない。
竹中氏の起用にしても構造改革への新総理の
本気を感じさせる。
なかなかの小泉流人事だと思う。
大胆でありながら、結構したたかに
計算もされているからだ。
新しいことには期待とともに不安も付きまとうものだ。
「野党をも含めた守旧派」の抵抗は大きかろうが
今後も信ずるところを貫いて欲しいと思う。
正眼の構へとなりし春の瀧 綾部仁喜