「野党をも含めた守旧派」について
昨夜の日記に質問を頂いたのでお答えする。
Q「野党をも含めた守旧派」とはどういうことか?
という質問である。
・小泉新総理の政策は革命的ですらある。
本来、野党勢力が提示すべきビジョンであり、政策であるはずだ。
民主党、自由党は簡単に先を越されてしまった。
また社民党、共産党は「戦後左翼の亡霊」の如し、である。
彼らは寧ろ「ウルトラ保守」と呼ぶべきだ。
自民党総裁選や新総理誕生で
最近極めて存在感の薄い野党勢力だが、
昨夜は、それもむべなるかな、としみじみ思った。
発足した小泉新内閣への野党四党首のコメントは
誠に御粗末なものであった。
いつかどこかで聞いたような決り文句、
手垢のついた常套句での批評に
失笑を禁じ得なかった。
彼らは新しい事態を批判する言葉を有していない。
有していてもその措辞は余りにも古い。
小泉総理の言動の新しさに全く対応できていないのだ。
政治はつまるところ言葉の闘いである。
新総理の言葉は国民の心を掴んだ。
野党は闘う前に既に負けている。
以上が
「野党をも含めた守旧派」という措辞にした理由である。
夜の蟻迷へるものは弧を描く 中村草田男