何が起こるかわからないものだ。
大阪、池田市の小学校で起きた生徒無差別殺傷事件。
あまりの事に、
憤りを通り越して絶句する、力が抜けてゆく。
容疑者は「死刑にしてほしい・・」と云っているそうだ。
悲しい。虚しい。やるせない。
私は死刑肯定論者だが、
こんな時、「死刑の虚しさ」を痛感してしまう。
死にたい犯罪者に
死刑を望む犯罪者に
「死刑」は刑罰としていかなる意味を持つというのか。
社会の憎悪は極刑によって完結しない。
完結するのは犯罪者の自己である。
だから、虚しいのだ、力が抜けてゆくのだ。
万緑や死は一弾を以て足る 上田五千石