益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

早や三十五日

早いもので明日は父の三十五日。
よって今日は五逮夜である。
すぐにも四十九日が来るので近親者のみを集めて執り行う。
誰もが父の急逝への悲しみを抱えながら
自らの生活と落ち着きを取り戻しつつある。
午後から大工がやって来て家の内装工事。
襖、障子の世界を全面的に改める。
鍵の掛かる扉とサッシの世界にした。
猫たちの跳梁跋扈から
コンピュータを守るためである。
パソコンとネット社会は
これからも私の生活にとって
大きな支柱である。

蒸し暑い梅雨晴れの一日。
朝から冷房の入れっぱなしだ。

 梅雨晴や三日分ほど働く気  小原寿女