益弘 この一句

俳人 田畑益弘のきょうの「この一句」

田畑益弘きょうの自選句「益弘 この一句」

宵々々山

京都もきょう梅雨明けした。
しかし、全くピント外れの宣言だと言うしかない。
梅雨などなかったようなものだからだ。
気象庁も、その子分の気象予報士
先入主を捨てて予報を出すべき時代が
とうに来ていることをそろそろ認識すべきだろう。
日本列島を取り巻く気象環境は
既に、瞭かに変容しているのである。
教科書的な「日本の四季」は既に滅んだのである。
この時季、晴れか曇りか雨か、その三通りしかないはずだ。
それすらも当らないで、何が天気予報なのか。
衛星写真を、ぼけーっと眺めているより、
下駄でも投げた方がマシではないのか。

さて、京都は祇園祭、宵々々山。
祇園囃子中毒の私はこれから
出かけることに致します、では。

 祇園囃子ゆるやかにまた初めより  辻田克巳