タリバンが政治勢力としては事実上崩壊したようだ。
「まだまだ時間が掛かる・・・」などといった、
大方の評論家や解説者の賢しらなコメントは見事に外れた。
「戦場」と「机上」には大きな懸隔があるということだ。
マスメディアを通しての予測には今後くれぐれも
気を付けて頂きたいものだ。
それにしても余りにも早く「タリバン後」が現出してしまったものだ。
国連が策定した暫定統治案を
どう各派各国に納得させるのかが鍵だ。
ここでも机上と現場の懸隔を可能な限り
小さくする努力が必要だ。
アフガン情勢は今、この国と地域の未来にとって
最も重要な時を迎えたようである。
冬ざれや卵の中の薄あかり 秋山卓三
