テロリストの掃討なしには・・・
降伏か全滅か、という選択に
アルカイダは後者を選んだようだ。
もとより時間稼ぎの降伏提案であるから
当然であろう。
そもそもテロリストに降伏する権利など存在しない。
ビンラディンの所在もほぼ確定されたことだし
この地の終局は時間の問題だと考えている。
一方、パレスチナ和平は
イスラエルの決定により瀕死の状態に陥ったようだ。
繰り返されるテロは、アラファト議長の
指導力が既に形骸化していることを物語っている。
イスラエルの事実上の「宣戦布告」も
やむを得ないと考える。
テロリストの掃討なしには、
この地の和平を語ることはできないであろう。
大きな対立を顕在化させたまま
新世紀元年が暮れようとしている。
この「顕在化」が真の和平の始まりであることを
祈りたいものである。
冬すでに路標にまがふ墓一基 中村草田男